石川県・福井県で加賀いけだ皮膚科が太田母斑のレーザー治療で選ばれる理由
➀ あざのレーザー治療を専門としている皮膚科専門医による治療が受けられます
② 保険適応で治療が受けられます
③ 最新の2種類のレーザーを導入し、大学病院以上の水準でレーザー治療が可能です
④ 0歳(新生児から)からレーザー治療が受けられます
⑤ 親御さんのあざのレーザー治療に対する、質問や疑問も丁寧にお答えします
⑥ 石川県全域・福井県から多数の患者さんが通院されており、太田母斑の症例実績が多い
⑦ お子さまの場合はレーザー治療室に親御さんも一緒に入っていただき、レーザー治療を医療スタッフと二人三脚で行います
太田母斑(真皮メラノサイトーシス)のレーザー治療に対する想い
私は金沢大学皮膚科でレーザー外来を担当させていただきました。その後、加賀市医療センター皮膚科医長を務めた際には、レーザー外来を立ち上げました。これまで、多くの太田母斑の患者さんを治療させて頂きました。加賀いけだ皮膚科を開院した際には、あざのレーザー治療に最も力を入れたいと考えていました。大学病院や総合病院では、レーザー治療を受けられる日は平日の限られた曜日だけであり、通院しにくいと感じていました。加賀いけだ皮膚科では、毎日、あざのレーザー治療の相談を受けることができレーザー照射もできる体制となっております。遠方からも通院しやすいように、平日のみでなく、土曜日午後にもレーザー治療を受けられる枠を設けております。太田母斑に治療効果の高いQスイッチルビーレーザーとピコレーザー(ピコウェイ)を導入しております。これらの2種類のレーザーを導入している医療機関は北陸にはほとんどありません。大学病院以上の水準での太田母斑のレーザー治療を提供することが可能です。

太田母斑とは
太田母斑(おおたぼはん)は、1939年に太田正雄が世界で初めて報告した顔面に生じる青あざの一種です。症状は青灰色から褐色の色調の皮膚変化が顔の片側の三叉神経の支配領域(目の周りや頬骨、鼻周り、おでこ)に現れます。発症部位の頻度は下まぶた、こめかみ、上まぶた、頬、おでこ、鼻の根本(鼻根部)、横鼻(鼻翼)の順番となっています。通常は片側性ですが5~8%は両側性に色素斑が出現するといわれています。両側性太田母斑のことを、堀母斑や後天性真皮メラノサイトーシス(ADM : Acquired Dermal Melanocytosis)などとも言われています。褐色調の色調が強い場合は茶あざとしばしば誤診されるケースがありますが、太田母斑は境界が不明瞭なことが多いので、色素斑の境界が鮮明か不鮮明かを観察すれば鑑別は可能です。また、粘膜色素沈着が眼球の白眼に生じることもあります。これを眼球メラノーシスといいます。一般的に遺伝性はないとされています。太田母斑の発症率には人種差があり日本人を含むアジア人に多く、日本人の発症率は0.4~1.1%とされます。患者さんは女性の方が多く、男性の4.5倍~5倍ほどの頻度です。一般的に乳幼児や思春期に発症するケースが多いですが、成人になっての発症の報告もあります。
原因と特徴
太田母斑では、真皮という皮膚の深いところにメラニン色素をもつメラノサイトという細胞が存在し青くみえます。真皮の比較的浅いところにメラノサイトが存在する場合は、青みよりも褐色の色調が強くなるケースがあります。この場合、あざ治療の経験が少ないDrでは、一見すると茶あざ(扁平母斑)に見えてしまい診断を誤ってしまうリスクが高いです。
無治療での経過
一部の患者さんでは自然経過で色調が多少薄くなることが報告されていますが、基本的には太田母斑は自然に消退することはありません。むしろ、乳幼児期に生じた太田母斑の半数は、思春期に色素斑の拡大もしくは増悪がみられ、そのピークは15歳~18歳とされます。通常は20歳以降は皮疹の増大や拡大がみられないのが普通ですが、20歳以降に皮疹の増大・拡大がみられるケースもあり注意が必要です。
無治療で経過観察した場合の精神面への影響
太田母斑は自然には消えず、思春期以降にかえって色が濃くなることもあるため、放置せずあざのレーザー治療が専門の医療機関への受診がすすめられます。
太田母斑は顔の目立つ部位に現れやすく、色調がはっきりしているため、ファンデーションやコンシーラーだけでは十分に隠しきれないケースがあります。人と会うことがつらくなったり、写真に写りたくないなど、日常生活のなかで気持ちの負担につながることが知られています。
とくに思春期以降は、人目や見た目への意識が高まりやすいなど多感な時期です。太田母斑を放置している方のなかには、鏡を見るたびに気になり、気分が落ち込んだり、外出時にメイクの手間が増えたりと、精神的な負担を感じている方も多くいらっしゃいます。
子供の頃は、放置され、大学生や大人になってからレーザー治療ができることに気が付き、加賀いけだ皮膚科へ受診される方も多数いらっしゃいます。
放置していても命に関わる疾患ではありませんが、見た目の悩みが積み重なると生活の質にも影響します。「気にはなるが、レーザー治療するかどうか迷っている」という段階でも、状態や治療の選択肢をあざのレーザー治療の経験が豊富な皮膚科専門医に相談しておくことが重要です。
「今は薄いからこのまま様子を見たい」と感じる場合でも、いつ頃・どのタイミングで治療を検討するかは、あらかじめ皮膚科専門医に相談しておくと安心です。
当院での治療
太田母斑では、皮膚の深いところ(真皮)にメラニン色素をもった細胞が増えているのでこれらを消していくことが治療となります。加賀いけだ皮膚科で採用しているQスイッチルビーレーザーやピコレーザー(PicoWay)は保険適応であり、徐々に青色を薄くすることができます。褐色調が強い症例はルビーレーザー、青みが強かったりダウンタイムを最小限にしたい場合はピコレーザーを選択することが多いです。加賀いけだ皮膚科では、患者さんの皮膚の状態やあざの状態を見極めて、ルビーレーザーとピコレーザーを組み合わせ、使い分けて患者さんにとって最良のレーザー治療を提供するように心がけております。
保険適応で3ヶ月以上間隔をあけて5回前後の照射が必要となります。レーザー治療を進めていくとしだいに色調は薄くなります。照射後はかさぶたなどができる場合がありますが、その場合は1〜2週間程度でかさぶたがはがれます。
当院では照射後2週間前後で照射後の経過をチェックさせていただくために、再診していただくことが多いです。
また、通常は1、2回のレーザー治療では、患者さん自身ではあまり色調の変化に気が付かないことが多く、少なくとも2~3回ほどレーザー照射して色調の改善が目に見えて分かるようになります。部位によっても改善のスピードが異なり、こめかみや鼻の横(鼻翼部)は比較的早くレーザー治療の効果が出ることが多いともいわれています。
特に乳幼児の時は、皮膚も薄くレーザーへの反応がよく、回数を少なく治療できます。ただ太田母斑の青みが成長に従って新たに出てくることもあるので注意が必要です。具体的には思春期頃に再発する場合がしばしば見られます。もちろん、再発した際には再度レーザー照射をすることで治療することは可能です。
なお、日焼けをしていると、レーザーの治療ができないことがあるため、レーザー治療の前後は日焼け対策をするとよいです。
加賀いけだ皮膚科では、Qスイッチルビーレーザーとピコレーザー(ピコウェイ)を患者さんごとに使い分けて太田母斑の治療を行いますので、大学病院以上の水準で太田母斑の治療を行うことが可能となっております。また、石川県と福井県でQスイッチルビーレーザーとピコレーザー(ピコウェイ)を導入して太田母斑の治療を専門的に行っている施設は加賀いけだ皮膚科のみです。北陸で太田母斑にお悩みの方は加賀いけだ皮膚科へご相談ください。
レーザー治療の経過

治療前

治療後
乳幼児期に治療を開始するメリット
・皮膚(真皮)が薄くレーザー治療への反応性が良い
・体が小さいのでレーザーの照射面積が小さく、その分、治療時間も短くて済む
【成人の場合】
複数回照射することで目標の薄さになるまで照射します。
【乳児~小児の場合】
時間と共に薄くなっていくので自然経過で目立たなくなると予想される程度の薄さになるまで数回照射します。
レーザー治療により自然経過を後押しするイメージです。
アフターケア
レーザー治療後は肌が色素沈着しやすい状態となっております。色素沈着の茶色はレーザーに反応してしまうために、色素沈着があるとその後のレーザー治療ができなかったり副作用が出やすくなります。当院では、レーザー治療後に日焼け止めやエアウォールUVの使用をおすすめしています。日焼け止めもレーザー治療後に適した製品や敏感肌の方向けの製品もございます。またエアウォールUVは薄い日焼け対策シートで、日焼け止めクリームのような効果のムラがでないのがメリットです。その上からファンデーションを塗ることも可能です。レーザー治療後のアフターケアに関しましてもお気軽にご相談ください。
費用の目安とこども医療費助成
保険診療のため自己負担は1〜3割ですが、お子さんの場合はこども医療費助成制度を利用することで、さらに自己負担が軽減される場合があります。
こども医療費助成の例(石川県内)
- 金沢市以外(加賀市・小松市など):18歳の年度末までは自己負担なし(無料)
- 金沢市: 中学3年生までは最大で月1000円の自己負担
【自己負担額は自治体によって異なります】
こども医療費助成の内容・上限・対象年齢は居住する自治体によって大きく異なります。上記はあくまで一例です。詳細はお住いの各自治体の最新情報をご確認のうえ、受診時にお問い合わせください。また、福井県など県外にお住いの方は、未就学児は2割、就学児は3割の負担金をお支払いしていただく必要があります。なお、受診後にお住いの各自治体に申請すれば負担金分が戻ってきます。
当院での太田母斑のレーザー治療の流れ
- 受診・診断:皮膚科専門医が診察します。診断名と今後の予想される経過やレーザー治療をした場合のメリットなどをお伝えします。また、疑問点がありましたらお気軽にご相談ください。レーザー治療希望であれば、当日照射ないし、場合によっては別日での照射の予定を組ませていただきます。
- 麻酔:麻酔クリームやテープを貼って20~30分以上は待って、1時間以内に照射を行います。レーザー照射の痛みは、輪ゴムで軽くはじいた程度の痛みですが、麻酔により痛みは8割ほど軽減します。
- 照射:Qスイッチルビーレーザーまたはピコレーザー(ピコウェイ)を照射します。
- 経過観察:初回照射後は1~2週間後に再診していただき、皮膚の状態を確認させていただきます。特に問題なければ、2回目の照射の予定を組みます。
- 治療の間隔:レーザー照射の間隔は3か月以上あけて照射していきます。次回の照射は時間予約で照射となります。
太田母斑に関するよくあるご質問
Q 太田母斑のレーザー治療は健康保険が使えますか?
A. 太田母斑のレーザー治療は健康保険の適用となっています。
Q 子どもの場合はこども医療費助成制度を使えますか?
A. こども医療費助成の対象となります。 石川県内(金沢市以外)は18歳までは自己負担なく治療可能(無料)です。金沢市では、中学3年生までは最大で月1000円の自己負担となります。福井県など県外の患者様は、こども医療費助成の対象となりますが、一旦、窓口で2割の自己負担金をお支払いいただく事になります。ご帰宅後にお住いの自治体に差額分の返金の申請を行って頂く事になります(詳細はお住いの地方自治体にお問い合わせください)。
Q レーザー治療はいつからできますか?
A. 乳幼児は皮膚が薄く、レーザーが深部まで届きやすいため、照射の回数を抑えられる可能性が高くなります。そのため可能な限り早期にレーザー治療をすることが推奨されています。太田母斑が気になったり、治療したいと思ったタイミングであざ治療の専門医療機関へ受診していただくことが良いです。
Q 赤ちゃんのレーザー治療は痛いですか?
A. レーザー照射時には、パチンと弾かれたような一瞬の痛みがあります。当院では、必要に応じて事前に「麻酔テープ」や「麻酔クリーム」を使用し、痛みを最小限に抑える工夫をしています。
Q レーザー照射は医師がしてくれますか?
A. 加賀いけだ皮膚科では、太田母斑など保険診療で行うレーザー治療は全例で皮膚科専門医が照射を行います。他院でみられるような看護師による照射は行いません。
Q 何科を受診すれば良いですか?
A. 皮膚科を受診してください 。特に、あざのレーザー治療を専門としている皮膚科専門医がいるクリニックを選ぶと、より専門的な治療を受けられます。
Q 太田母斑は消えますか?
A. 自然と消えることは無いです。乳児検診や小児科医、アザのレーザー治療を行なっていない医師から自然と消えますと言われて、結局消えずに大きくなってから(大人になってから)レーザー治療を希望されるケースがあります。治療が必要かどうかの判断は難しいので、ご自身で判断されずにあざのレーザー治療が専門の加賀いけだ皮膚科へ一度ご相談ください。
Q 両側性太田母斑(堀母斑・ADM:Acquired Dermal Melanocytosis)はどのような医療機関を受診すれば良いですか?
A. 両側性太田母斑は、皮膚科専門医が在籍していない美容クリニックを受診されて肝斑やシミ(老人性色素斑)、そばかすと誤診されて不適切な治療を受けているケースが非常に多いです。あざのレーザー治療を専門としている皮膚科専門医の医療機関を受診することが重要です。
≪監修者プロフィール≫
監修医師: 加賀いけだ皮膚科 院長 池田智行
保有資格: 日本専門医機構認定皮膚科専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本性感染症学会専門医
経歴:
1987年生まれ、石川県加賀市出身、石川県立小松高等学校卒業
2008年4月:金沢医科大学医学部入学
2014年3月:金沢医科大学医学部卒業
2014年4月~6月:金沢大学皮膚科専門コース(金沢大学皮膚科入局)
2014年7月~2015年3月:浅ノ川総合病院(内科・外科・産婦人科初期研修)
2015年4月~2016年11月:金沢大学皮膚科研修医・医員
2016年12月~2018年3月:石川県立中央病院皮膚科医員
2018年4月~2020年3月:富山県立中央病院皮膚科医員
2020年4月~2023年3月:金沢大学皮膚科医員
(膠原病外来・レーザー外来を担当、病棟指導医)
2023年4月~2025年3月:加賀市医療センター皮膚科医長
(レーザー外来を開設)
2025年5月:加賀いけだ皮膚科を開院