加賀いけだ皮膚科|加賀市文化会館となり

石川県のあざとシミのレーザー治療

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単純性血管腫(毛細血管奇形)

単純性血管腫(毛細血管奇形)とは?

単純性血管腫は毛細血管奇形とも呼ばれる赤あざの一種です。英語ではport-wine stain(ポートワイン母斑)といわれています。

生まれつき境界がはっきりしたピンク色や赤色ないし紫紅色の平らで均一な色調をしています。出現する部位は頭や首が多いですが、四肢にもできます。体幹や四肢のものは多少軽快することもありますが、基本的には自然に消えることはありません。単純性血管腫は年齢とともに色調が濃くなり、しばしばぶどう酒のような濃い色調になることがあり、さらに隆起して腫瘤(こぶ)を形成する傾向があります。

体の成長とともに赤あざの面積が増加することはありますが、急激に大きくなることはありません。

特に頭や首に生じた単純性血管腫は自然には消えないので、早急な治療が必要となります。頭や首は思春期以降は隆起して色調が濃くなる頻度が高くなるケースが多く、Vビームといわれる赤みに治療効果を発揮するレーザー治療の効き目が悪くなることが知られています。皮膚が薄い乳幼児期の方がレーザー治療の効果が高くなりますので、治療を希望される場合はなるべく早めに治療を開始することをおすすめします。なお、加賀いけだ皮膚科では生後4か月頃からの保険診療でのVビームⅡの治療が可能です。(2025年6月にVビームⅡを導入予定)

単純性血管腫の治療方法

単純性血管腫にはVビームという血管を壊すレーザーによる治療が有効です。Vビームはパルスダイレーザーと呼ばれる血管や赤みをターゲットとしたレーザーで、血液に含まれるヘモグロビンに反応することで、血管を縮めたり破壊する効果があります。加賀いけだ皮膚科ではVビームの最新機種であるVビームⅡを2025年6月に導入予定としており、確かな治療効果を発揮することが可能です。加賀いけだ皮膚科ではレーザー照射時の痛みを緩和するため麻酔のテープや麻酔のクリームを使用してから照射いたします。

単純性血管腫の治療時期の影響

単純性血管腫は年齢を問わず治療が可能です。ただし、皮膚が薄い乳幼児期の方がレーザーの効果が出やすいため、治療する場合は早期の治療を推奨しています。年齢が進み、紫がかってきたり盛り上がってくるとレーザー治療に反応しにくくなってきます。特に頭や首に生じた単純性血管腫は自然には消えないので、早急な治療が必要となります。また、治療回数は5~6回程度はかかることが多いです。

単純性血管腫の治療成績(有効率)

部位によってレーザー治療の有効率が違うことが報告されています。頭頚部では有効率が60~70%、下肢では50~60%程度といわれています。有効といっても、必ずしも完全に色調が薄くなるわけではなく、ほぼ完全に薄くなるのは2~3割程度との報告もあります。また、治療前の色調が薄い赤色では、レーザー治療の効果が低い傾向が知られています。

VビームⅡの治療が受けられない方

・妊娠している可能性がある方、妊娠中の方

・上記以外にも、既往歴、体調、患部の状態などによっては治療が受けられないこともあります。

加賀いけだ皮膚科では、乳児期(生後4か月以降)からのあざのレーザー治療を積極的に行います。赤あざでお悩みの方は、皮膚科専門医が治療を行う加賀いけだ皮膚科にご相談ください。

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