ダーマペンとはたくさんの細かい針がついた装置で肌の表面に非常に小さな穴をあけて、肌の「創傷治癒力」を利用して再生を図る治療です。肌には、何らかの刺激を受けて傷つくと、元通りに治そうとする能力が本来備わっております。
この自然治癒する力が「創傷治癒力」です。創傷治癒力によって傷が治った肌は、元の肌よりも若く新しい組織で作られます。
皮膚が修復する過程でコラーゲン産生が刺激されて 肌の毛穴、小じわ、ニキビ跡の凹みを改善していきます。ダーマペンの針の長さは0.2~3mmまで調整することができ、 症状・ターゲットに合わせた針の深さで治療を行うことが可能です。 それぞれの症状に適した針の深さがあり、 診察したうえで適切な深さで施術していきます。
ダーマペンと同じように、皮膚表面に細かい穴を開ける治療として フラクショナル炭酸ガスレーザーがありますが、 フラクショナル炭酸ガスレーザーでは開けた穴の周囲に レーザーの熱ダメージが広がり色素沈着が起こることが知られております。 また、フラクショナル炭酸ガスレーザーは痛みが強い治療になります。 ダーマペンでは熱ダメージがない分、そのようなリスクは少ないのが特徴です。
ダーマペン4の治療は、本来肌が持つ「創傷治癒力」を呼び起こし、お肌全体の若返りが期待できる施術です。
当院でのメニュー
ダーマペンで皮膚に微細な穴をあけて、更に薬剤を導入すると、よりコラーゲン産生が刺激され効果を実感しやすくなります。
ダーマペン4の導入液はハイラアクティブというヒアルロン酸を含む潤滑液のみで施術するクリニックが多いですが、加賀いけだ皮膚科ではダーマペンに使う薬剤として、 BENEV(ベネブ)という成長因子を含んだ薬剤の他に、毛穴の黒ずみや開きの治療に効果的なCLRローションをご用意しております。お一人お一人のお肌の状態や悩みにあわせて薬剤を選択することが可能です。
ダーマペンの施術の頻度に関しては1ヶ月に1回で5回以上の施術をおすすめしています。
ダーマペンの効果が期待できる症状
ダーマペンは以下のような肌のお悩みに効果が期待できます。
✅ 毛穴の開き、黒ずみ
✅ 鼻の黒ずみ
✅ いちご鼻
✅ 脂性肌
✅ 毛孔性苔癬(二の腕のザラザラ)
✅ ニキビ跡の凹み
✅ 手術や外傷による傷跡の凹み、表面の変化
✅ 妊娠線
✅ 顔のハリ、タイトニング
✅ 小じわ(顔、首、デコルテ)
当院で受けられるダーマペンの特徴について
≪医療従事者による細かな調整が可能≫
加賀いけだ皮膚科では、一人ひとりの肌状態やお悩みに合わせて針を刺すときの深さを調整しながら施術をしていくことが特徴です。
ニキビ跡のへこみにダーマペンを行う際には、効果を実感しやすいように針を深めの設定に調整するなど、一人ひとりの症状や肌状態にあわせた施術をしています。もちろん、初回施術の際や、ダウンタイムを長くとりにくいなどの場合は針の深さの設定を、深く設定しすぎないようにしております。
また、毛穴治療がメインの場合は、ダーマペンの針の深度をそこまで深くしすぎないようにします。
≪お肌の悩みにあわせた薬剤選択≫
ダーマペンは導入に使用する薬剤によって、治療効果が大きく異なります。当院では、毛穴の悩みや毛孔性苔癬(二の腕のザラザラ)等に効果的なCLRローションと、ニキビ跡のへこみなどの傷跡のへこみ治療特化したBENEV(ベネブ)を採用しております。
BENEV(ベネブ)…
BENEVとは線維芽細胞成長因子や上皮細胞成長因子など様々な成長因子やビタミン、ヒアルロン酸を配合した薬液です。 加賀いけだ皮膚科では肌質改善の薬剤として BENEVを 使用しております。成長因子には傷の治りを促進する役割や、 コラーゲンおよびエラスチンの生成、 細胞の活性化などの作用が知られています。
これらの作用により、BENEVは 肌の老化スピードを遅らせて、 コラーゲンを新しく作り、お肌を若々しくするとともに 肌組織の修復や色素沈着の改善をすることが可能となります。ニキビ跡の凹みなどの回復も早くなる効果があります。また、手術や外傷による傷跡の凹みにも使用する薬液となっております。
CLRローション
CLRローションは、サリチル酸、乳酸、ナイアシンアミドなどが配合されています。毛穴の汚れを取り除いて、過剰な皮脂の分泌を抑える働きが期待できます。鼻にできた毛穴の黒ずみや毛穴の開き、二の腕のザラザラ(毛孔性苔癬)などに特に効果的な薬剤となっています。
セルフダーマペンの危険性と注意点
ダーマペンは米国FDA(食品医薬品局)に認可された医療機器です。ダーマペンの施術は医療行為のため、医療機関でしか施術は受けられません。ダーマペンは正確な知識と経験をもつ医療従事者による施術を前提としているため、無資格者による施術はできません。当院では皮膚科専門医が監修のもとで看護師が施術しております。
近年では「セルフダーマペン」といった機械を使った美容方法に注目が集まっております。これらの機械はダーマペンの類似品や模造品です。医療機器であるダーマペンのように安全性や効果が保証されておりません。
たとえば「針をまっすぐに刺せない」、「期待した効果がない」、「傷跡が残ってしまう」などのデメリットが起こる可能性が指摘されています。お肌のトラブルを避けたい方ややった後に後悔したくない方は、セルフダーマペンをやめたほうが無難です。
ダーマペン4の注意点
≪ダウンタイム(日常活動に支障がでる期間)について≫
基本的には出血もわずかですが、針の深さによっては針穴の部分に細かい内出血がでることや、施術直後は赤みが出ますし数日間(~1週間以内に治まります)は皮むけや赤みが出たりすることがあります。 熱のエネルギーで周囲の組織を傷つけない分、フラクショナル炭酸ガスレーザーに比べてダウンタイムが短いことが特徴です。
≪施術を受けられない方≫
• 金属アレルギーの方
• 妊娠中の方
• ケロイド体質の方
≪当院での施術の流れ≫
全体施術時間(1時間程度)
①医師による診察
治療方法や施術の説明、医師による皮膚の状態の確認を行います。当日ないし、別日に施術予定をたてます。
②洗顔
パウダールームにて洗顔を行います。
③麻酔クリーム塗布
麻酔クリームを塗り、20~30分程度、待ちます。
④施術
麻酔クリームを落とし、薬液を塗りながら、 ダーマペンの施術を行います。
⑤施術終了
成長因子入りのマスクパックを行い終了です。
まとめ
ダーマペンは肌質改善やニキビ跡改善に有効な治療です。数日のダウンタイムは発生しますが、 肌質改善などにオススメの施術ですので、気になられた方は加賀いけだ皮膚科にご相談ください。 ご希望に沿った最適な薬剤をご提案させていただきます。